2025/10/02 17:30
おにぎりや手巻き寿司、朝食の焼き海苔ーー どれも「炊きたてのご飯」と合わせることで本当の美味しさが引き立ちます。 昭和11年創業、浦安で88年続く田中屋海苔店でも、長年「新米の時期にこそ海苔の旨みが一層際立つ」とお客様にお伝えしてきました。 そんな海苔と深い関わりを持つ「新米」について、 「新米っていつからいつまで?」 「地域によって違うの?」 といった疑問に、食品表示のルールや選び方を交えながら詳しく解説していきます。 新米とは?法律上の定義と日常での使われ方 まず「新米」の表示には明確なルールがあります。 定義:その年に収穫されたお米で、収穫年の12月31日までに精米・包装されたものは「新米」と表示できる(食品表示基準/JAS規格) 日常会話での意味:多くの場合、「収穫して間もないお米」を指す つまり、年が明けると新米表示はできなくなり、同じお米でも「新米」とは呼べなくなります。 日本は南北に長く、地域によって収穫期が異なります。 沖縄・九州南部:7月下旬~8月 関東・東北:9月中旬~10月 北海道:10月〜11月 例えば関東の千葉では9月下旬からコシヒカリなどの新米が出始め、浦安の市場でも秋のお彼岸前後から「新米入荷しました」の声をよく耳にします。 出始めの新米は買い時?専門店の視点 実は「新米が出始めたばかりの頃より、2〜3週間経ったタイミングのほうが味が安定する」という農家さんの声もあります。 田中屋海苔店でも「一番最初の新米」よりも、「安定して流通する時期の新米」をおすすめすることがあります。 田中屋海苔店が大切にしている視点をご紹介します。 精米日を確認 産地・品種を知る 保存方法に注意 海苔と同じく、お米も「鮮度」が美味しさの決め手になります。 浦安の地で88年間、海苔を扱ってきた私たちが強く感じるのは、「ご飯と海苔が一番のごちそう」だということ。 新米の時期こそ、ぜひ田中屋海苔店の焼き海苔や青混ぜ海苔を合わせてお楽しみください。 新米は収穫年の12月31日までに精米・包装されたお米のこと 地域によって出回り時期が異なり、関東では9〜10月が中心 出始め直後よりも、少し経って安定した時期のほうが美味しさがのることも 選ぶときは「精米日」「産地」「保存方法」に注目するのがおすすめ 新米の季節、ぜひ田中屋海苔店の海苔と一緒に、日本の食卓の豊かさを味わってみてください。 ▶新米におすすめの海苔はこちら ⇒風味豊かな焼きのりはご飯のお供にぴったり。海苔とお米は、切っても切れない関係です。
新米の出回る時期は地域で違う
登熟(お米が熟す過程)が十分でないと、水分が多く炊き上がりがややベタつくこともあるのです。
とくに贈答用には、しっかりと旨みがのった時期を選ぶことが大切です。新米を選ぶときのポイント
パッケージに記載された精米日が新しいものを選びましょう。
「千葉県産コシヒカリ」「北海道産ゆめぴりか」など、地域差も味の違いに。
高温多湿を避け、密閉容器で常温保存。大量買いより少量を回して購入するのがおすすめです。新米と海苔の最強コンビ
炊きたての新米に、香り豊かな江戸前海苔を巻いていただく瞬間は格別です。
まとめ