2026/01/22 11:00

業務用の海苔は、価格や産地だけで選ぶと、現場で必ず問題が起きます。
・料理に合わない
・サイズが合わず作業効率が悪い
・仕入れごとに品質が変わる
・結果としてロスが増える
実際、海苔は同じ「焼きのり」でも、原料・養殖環境・等級・加工工程の違いによって、厚み・歯切れ・色味・安定性に差が出る食品です。
産地による違いは、「江戸前ちば海苔とは?他産地との違いと、おいしさの理由」でも解説しています。※海苔の分類や食品特性については、文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)」でも食品としての定義が示されています
この記事では、飲食店が業務用海苔を選ぶ際の実務的な基準と、料理・店舗業態ごとの海苔サイズの考え方を解説します。
なぜ業務用海苔選びは難しいのか

家庭用と業務用では、海苔に求められる役割が違います。
家庭用
・一度食べて美味しいか
・香りの強さ
・見た目の良さ
業務用
・毎日使っても品質が安定しているか
・調理・提供がスムーズにできるか
・ロスが出にくいか
この違いを理解せずに選ぶと、「思っていたのと違う」というズレが生まれます。
業務用海苔の選び方①|価格だけで判断しない
安価な業務用海苔は、
・厚みが不均一
・歯切れが悪い
・色味が安定しない
といった問題が出やすく、料理の完成度や提供体験に影響します。
業務用では安さより「使いやすさと安定性」が重要です。
業務用海苔の選び方②|用途を先に決める

海苔は用途によって適性が異なります。
・定食・丼もの → 香りが主張しすぎず、歯切れが良い
・おにぎり・巻物 → 破れにくく、扱いやすい
・トッピング用途 → 色味が安定している
料理を起点に考えることで、選定ミスを防げます。
業務用海苔の選び方③|安定供給を前提に考える

飲食店では毎回同じ品質で提供できることが重要です。
・ロット差
・時期差
これらを前提に選んだ海苔の方が、業務用として使いやすくなります。
国内海苔生産の位置づけや供給構造については、農林水産省の水産白書でも整理されています。
業務用海苔の選び方④|料理・業態別の海苔サイズの考え方

海苔の基本サイズ
・全型:板海苔の標準サイズ
・半切り:全型の1/2
・三つ切り・四つ切り:用途特化サイズ
業態・料理別おすすめサイズ
定食屋・食堂
・全型/半切り
おにぎり専門店
・半切り、三つ切り
寿司屋
・全型(自分で切る人用)、半切り、軍艦用(六つ切り)
丼もの・ラーメン店
・半切り、三つ切り
居酒屋・小料理店
・全型、半切り、刻み海苔
サイズ設計を誤ると、作業時間増加やロスにつながります。
業務用海苔の選び方⑤|仕入れ先の対応力を見る

業務用海苔は継続使用が前提です。
・数量や用途の相談ができるか
・業務用途を理解しているか
商品だけでなく、仕入れ先の姿勢も重要な判断材料です。
専門店から業務用海苔を選ぶメリット
・業務用途前提での選定
・品質のブレを織り込んだ提案
・サイズや使い方の相談が可能
結果として、現場でのズレが起きにくくなります。
まとめ|業務用海苔は「サイズ」と「安定性」で選ぶ
業務用海苔選びでは、
・価格だけで決めない
・用途を明確にする
・品質の安定性を見る
・料理に合ったサイズを選ぶ
・相談できる仕入れ先を選ぶ
この視点が、仕入れの失敗を防ぎます。
「それでも、たくさんの海苔屋から1店舗を選ぶのは大変・・・」ということであれば、ぜひ田中屋海苔店へご相談ください。ロット数やスケジュールなどが未定でもOKです。
目的にあった海苔を一緒にお選びいたします。
